何か面白い漫画はないかなとレンタル屋さんで物色していたところ、イラストがドタイプの漫画を見つけました!
チラっと中を覗くと、サンタがが化物と闘っていたり、主人公がサンタとなっていい子達のために働くんだ!と言われていたり…
中々先が読めない展開で面白そうだと思い、これは即買いだとAmazonでポチってしまいました。
感想は、サンタという他にない題材で面白い。先が読めない展開でワクワク。ちょいちょいのギャグにハマる。
一言でいうとこんな感じです。
『週刊ヤングジャンプ』で連載開始で、今は移籍し、ウルトラジャンプで連載中です。ウルトラジャンプは毎月19日に発売してるそうです。
『ブラックナイトパレード』の作者
イラストがタイプだと思ったら、中村光さんが書いていたんですね。
『荒川アンダーザブリッジ』や『聖✩おにいさん』で有名ですよね。
シュールなギャグと個性的なキャラが好きでした。
『荒川アンダーザブリッチ』は2010年にアニメ化、2011年にドラマ化、2012年に映画化もされています。
『ブラックナイトパレード』あらすじ
大学受験に失敗し、就活にも失敗した日野三春は、クリスマスにコンビニで虚しく働いていた。
バイト仲間の皇帝(カイザー)は不真面目なのに大学をもうすぐ卒業し、内定まで決まったという。
更には、バイト先に彼女が来て先に帰っていった。
店長にも怒られた三春は、イラついて廃棄処分のクリスマスケーキをこっそり持って帰ることにした。
その夜、黒いサンタの格好の男に遭遇する。
「悪い子の所には、黒いサンタがやって来る」と語る男。
突然サンタの袋に捕食される三春。目が覚めたらそこは極寒の北極サンタの家?
悪い子は袋に攫われ、赤いサンタと共に良い子達のクリスマスの為に働くことに!
サンタとして働くことになった三春と愉快なキャラ達が描くブラックコメディ!
画像つきネタバレにつき閲覧注意です。
『ブラックナイトパレード』1巻 感想・ネタバレ
本当のサンタの話。
「良い子には赤い服が来て、プレゼントをくれる」
「悪い子には黒いサンタさんがやってくる」
典型的『良い子』の日野三春。コンビニバイト歴3年。
働く三春を横目に後輩の皇帝(カイザー)は、廃棄弁当を食べている。(悪い子!)さらには、クリスマスだからといって彼女とデートするために帰っていった。
働く三春に対してカイザー
「先輩くらいの良い子になるとクリスマスも俺らのために夜景役やってくださるの!」
イラつく三春に、廃棄商品を取ったと疑われて店長からクビとの勧告が…プチッときた三春は廃棄商品をバックに入れて持ち帰っていった。
その現場を見ている黒いサンタの格好の男の姿が…
アパートに戻ると不採用通知書がポストに。落ち込む三春にイチャつくカップルがぶつかる。帰るのも嫌になり、時間を潰すことに。
見つけたのは、見慣れないホルモン焼きの屋台。
黒いサンタの格好をした姿でホルモンを焼いている男。
酒を飲んでベロベロになった三春は黒いサンタに愚痴を吐きまくる。
なんで黒いサンタの格好をしているの?との問いに「本場のクリスマスでは2人のサンタが来るんですよ。良い子のところには赤いサンタが悪い子のところには黒いサンタが。」
異変に気づいた三春が屋台を見上げると、ヨダレを垂らし牙を生やし口を大きく空けるサンタの袋が!「コイツの大好物は罪悪感をたっぷりに万引きをするお客さんみたいな人」と黒いサンタが話す。「悪い子には臓物や石炭をプレゼントをもっと悪い子には鞭をもっともっと悪い子には…」話の途中で三春は袋に食べられてしまう。
目が覚めた三春は見知らぬクリスマス仕様のベットの上で寝ていた。部屋を出て歩いてみると黒いサンタが…
「話の途中だったね。とっても悪い子は袋に詰めて攫われる。
そして赤いサンタクロースと良い子達のクリスマスのために働くんだ。
おめでとう。月給手取りで30万残業代ボーナス昇給ありだ」
三春はなぜか就職した!
(テッテレーン)
契約書を書かされようとして逃げようとした三春がドアを開けたところそこには人間の女の子と男の子が。
女の子が「大丈夫だよ怖くないよ」と話しかけると三春は「ふぎぃぃぃぃ」と声を上げて泣いてしまった。
女の子の名前はしの。男の子は鉄平。二人ともサンタクロースの家で働いている。頭を冷やしたいと外に出る3人。外は極寒の北極。スマホで確認しようとしたところ店長や母親、カイザーからの心ない連絡が。急に写真を取り、SNSに海外で働くことになったとアップする。
「俺は一度だって夜景になんかなってねぇよ!」と叫んだあと三春は倒れてしまった。
目が覚めると自分の部屋だった。
全部夢だったのだ。
今日はバイトだと急いで着替えようとしたところしのが部屋に入ってきた。勝手に引っ越しをし、荷物も全部持ってきていたのだ。SNSで内定を知った母親から電話が。「三春はちゃんと内定とれる子だって信じてたわ。」と泣きながら。三春は「うん!俺この仕事につくのが夢だったの!」「写真見せてもらったけど女の子が…」「彼女!」「もうなんの心配もいらないのね」「うん!ナッシング!」
「給料30万だから今月から5万ずつ仕送りもするね」
「じゃまたね」
……………絶望的な顔
俺今何言った?と焦る三春嘘に嘘をぬりかためてしまったと嘆く三春は見知らぬ場所についてしまった。1番上の階に着いてしまったようだ。扉の間からコッソリ除くと赤いサンタが。話を聞くか悩んでいたがテンパって扉があいてしまった。三春は赤いサンタさんに懐かしい感じがした。よく見るとただのコーネルだった。
「うるせぇな」と急に声が聞こえた。袋が居た。まだ契約書を書いていなかった三春に袋が早く書けと迫る。
逃げようとしたところ袋が赤いサンタのベルトを外す。
ベルトが三春を捕まえ赤いサンタと抱きしめられる体制になって、心地よくなっていた。
「はいじゃあここにサイン」
「あ、はい」
ん?と思った三春が顔をあげると黒いサンタがいた。契約書を書いてしまった三春は結局働くことに。
黒いサンタはこの部屋に入ったことは言うなという。「大体ここは僕の部屋だ。」赤いサンタの部屋と思っていた三春は不思議に思った。昔は赤いサンタの部屋だった今は違う。赤いサンタクロースは死んだから。三春はびっくりする。「サンタって死ぬの?」
「そりゃ肥満体型の老人なんて・・・サンタが死んでもクリスマスはくるし黒くったってサンタはサンタだから」
話していたら鐘の音がなった仕事の時間だ。手紙のなかから悪い子を探すらしい。たくさんの手紙の中から手を伸ばしたところ一枚の手紙を掴んだ。
「魔法?」
「手の鎖に赤いサンタの魔法がかかってる悪い子専門の僕らが良い子に触れられないように。たとえ手紙でもね。」
手の鎖にはきづいてた三春だが中二病的なアレだと思っていた。

手錠をした黒いサンタ
危なくて、信用できないから拘束してるわけで、もしかして赤いサンタは殺された?という考えをする。そんなことをしてる間に仕事をすることになった。手紙のこがホントに悪い子かどうかを黒いサンタの魔法「チムニー」の力で見るという。
部署に到着するとしのがいた。しのがその部署のエースだと知りびっくりする三春。
仕事が終わり、部屋に帰るとてっぺいがやってきた。温かいものを食べたほうがいいと言って料理をしてくれる。豚汁とおにぎりがあっというまにできた。びっくりしている三春。「なにこいつお嫁さんにできる」てっぺいはじつは料理長だった。
研修DVDを見せにきたてっぺいと一緒に変な研修DVDをみてるところにしのがやってきた。

妖精の帽子がDVD研修をしているところ
次の仕事は悪がきにがっかりさせるプレゼントを選ぶこと。
三春が子供役になり、がっかりするプレゼントはなんなのかをシュミレーションするというもの。
そんなこんな仕事を体験したのちに「石炭課」に所属することになった。
ある日黒いサンタの部屋に呼び出されたところ、しのとばったり会う。しのは私はあの赤いさんたの制服がきたいのと言った。少し触りたいと思ったしのはベルトだけでも触ろうとする。
「やめときなよ!俺ベルトにしめころされるかと思ったよ」と三春が注意すると、ベルトが閉まったんだ…と何故かショックそうなしの。
鉄平にケーキをしのにもっていってと頼まれたので部屋にいくと頭ツルツルのしのの姿が。
しのと話ていたところ何年ここにいると?という話になった。しのは10年くらいかなと笑って言った。
三春は窃盗で1年契約。そんなに居るなんてどんな犯罪をという所でしのの過去の回想シーンになる。
父が幼いときになくなり、お寺を引き継ぐことになっているしの。
出家するから恋愛はご法度なしのだがずっと好きな人がいた。
子供の頃に叱られて外に1人でいるとき屋根の上からマフラーが落ちてきた。
赤い服の腕だけが見えた。そこからサンタに好意をもっていた。
母親は恋愛させるわけにはいかないとしのの髪の毛を寝ているうちに全部剃ってしまう。
それに怒ったしのはお寺でヤケクソになっていた。
不注意でろうそくが倒れ寺が燃えてしまう。
しのを助けにきたのは黒いサンタさらってと黒いサンタに抱きつくところで回想が終わる。
今年は私もベルトに締められるように頑張ると決意したしのお前ベルトに締められたのか?と聞かれる三春。
ベルトに締められたってことは赤いサンタになる素質があるってことだぞ……という所で話は終わる。
『ブラックナイトパレード』気になる今後の展開
- 赤いサンタが殺された理由は?
- 赤いサンタは実は…
- 鉄平がここにいる理由とは?
- カイザー再び?
などなど話しが進むにつれ解き明かされるキャラ達の過去。
話を読むにつれ深みを増していくストーリとなっています。
続きが気になる方はコチラから↓